第2話 造船所のイソップ
イソップは、ある日ひまつぶしに、造船所に寄ってみました。
造船所の職人たちは、へんな人がきたと思って、くやしかったらなんとかいってみろと、わいわいからかいました。
そこでイソップは、こんな話しをしたのです。
「むかしむかし、まだこの地球が形もなくて、水しかなかったときのことです。ゼウスの神は、水だけではこまると考えて陸を呼びました。そして、『これから3回にわけて、この地球ぜんたいにある海の水を飲みなさい』といいつけました。陸はさっそく、仕事にかかりました。1回目に、ぐーっと飲むと、山が出てきました。それから2回目に、ぐーっと飲むと、平野があらわれました。というわけだから、こんど3回目に陸がぐーっとやれば、海はなくなってしまうから、あなたがたも仕事がなくなるわけですよ」
このお話しは、自分よりも頭のいい人をからかうと、ひどいしっぺがえしをくらうということをおしえています。
おしまい
造船廠的伊索
有天,伊索閒暇時,順道到造船廠看看。
造船廠的工人們認爲來個怪人,哪能不說點什麽逗逗他,便亂哄哄地開起玩笑來。
於是伊索道:
“很久很久以前,那時的地球還沒有形狀,到處是一片混沌之水。神宙斯(希腊神话中的主神,第三任神王,是奥林匹斯山的统治者)認爲:到處僅是水,很困擾,便叫來陸路。然後,吩咐道“現在開始分三次,把地球的海水全部喝乾。”陸路很快便着手幹起來。第一口咕咕喝下去,出現了山峰。第二口咕咕喝下去,展現出原野。若他第三口也這樣喝下去的話,大海就將失去,那麽你們這點技藝就毫無用處了。”
這則故事告訴我們:
嘲弄比自己聰明的人,往往只會自討沒趣。 |